category: JavaScript
DATE : 2006/07/03 (Mon)
DATE : 2006/07/03 (Mon)
算術演算
C や Java などと同じように、JavaScript には以下の算術演算子があります。
- +(加算)
- -(減算)
- *(乗算)
- /(除算)
- %(剰余)
上の演算子は、結果を Number 型で返します。
また、指定の Number 型の数を1増減させる演算子もあります。
- ++
- --
前置と後置、両方ともできます。
a++;
++a;
関係演算
- <
- >
- <=
- >=
この演算子は、値の型を同じになるように変換した上で演算を行います。
例えば、以下のように、String 型と Number 型との比較の場合は、 Number 型に型変換された上で比較が行われます。String 型も比較できますが、ここでは省略します。
"2" > 1 === true
この演算子は、Boolean 型の値を返します。ただし、片方が NaN の場合は、undefined を返します。
等価演算
- ==(等価)
- !=(不等価)
上記の式は、型を変換した上で、値が等しいかどうかを判断します。
また、String 型では、両方の文字列の内容が等しいかどうかを判断できます。
("abc" == "abc") === true
(23 == "23") === true
また、型を変換せずに、比較する演算子もあります。
- ===(等価)
- !==(不等価)
この場合、型が異なれば違った値として判断されます。
(23 === "23") === false
ただし、String 型同士の比較の場合、オブジェクトが異なれば、違った値として判断されます。
("abc" == new String("abc") ) === true
("abc" === new String("abc") ) === false
上のコードでは、「new String("abc")」によって、新たな String オブジェクトを生成しています。
ビット演算子
- &(AND)
- |(OR)
- ^(XOR)
- ~(前置、NOT)
- <<(左シフト)
- >>(算術右シフト)
- >>>(論理右シフト)
結果は、32ビットの符号付整数になります。
論理演算子
- &&(AND)
- ||(OR)
- !(前置、NOT)
両方の値を Boolean 型に変換して演算します。
代入演算子
- =
- *=
- /=
- %=
- +=
- -=
- <<=
- >>=
- >>>=
- &=
- ^=
- |=
文字列演算
以下の演算子を使用すると、文字列の結合が行えます。
- +
- +=
その他
typeof 演算子を使うと、値の種類を文字列として取得できます。
typeof 3 === "number"
typeof "abc&qupt; === "string"
値と取得できる文字列との対応は、次の通りです。
値 | 取得できる文字列 |
---|---|
Undefined 型 | undefined |
Null 型 | object |
Boolean 型 | boolean |
Number 型 | number |
String 型 | string |
Object 型(非関数) | object |
Object 型(関数) | function |
Object 型(ECMAScript で定義されていないもの) | (実装によって異なる) |
この他にも、条件演算子、カンマ演算子がサポートされています。
オブジェクト関係の演算子は、ここでは省略します。
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