DATE : 2007/07/03 (Tue)
何百件と特許を調べる中でなんとなくコツのようなものが見えてきたので、ここにメモしておきます。
(;^ω^)ただし、ソフトウェア関係のものにしか通用しないかもしれません。
なお、特許を検索するには、特許庁のホームページから「IPDL 特許電子図書館」へのリンクを辿ります。その中で「初心者向け検索」ページに進むと、キーワードから既存の特許を検索できます。
検索した結果、興味のある特許が見つかった場合は「公開番号/登録番号」を選択して簡易表示画面に移ります。少々難しい表現で書かれていますが、特許の要約が表示されます。そこから詳細表示画面に進むと、特許の本文が表示されます。ここに「請求項」という、特許の対象となる発明の内容が書かれています。
まずは「図の説明」を見る
しかし、この請求項はかなり難しい言い回しで書かれていることが多く、読むのは大変です。
そこで、「図の説明」を見ます。もしそこに「画面の例」などと、発明が適用された例の図が見つかればしめたものです。その図を見れば、その特許がだいたいどのようなものなのか大まかに掴むことができます。そこでさらに気になるようであれば、請求項を読めば良いわけです。
次に「詳細な説明」を見る
ところが、そのような図がない場合もあります。その場合は、「詳細な説明」を見ます。ここには、特許の背景や目的が書かれています。言い回しはやはり難しいのですが、請求項と比べるとかなり読みやすい文章になっています。特に、背景や目的は読みやすいので、請求項を読む際の助けにもなります。
まとめ
そのため、特許の詳細を見る際は、「図の説明」→「詳細な説明」→「請求項」と見ることをお勧めします。
特に、特許には均等論という考えがあります。これは、一定の要件のもとで請求項の範囲を拡大する考えで、請求項の一部を満たさないようにしても特許侵害となることがあります。なので、特許の背景は掴んでおいても損はありません。