category: Java
DATE : 2006/05/05 (Fri)
DATE : 2006/05/05 (Fri)
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XML 形式のプロパティファイル
Java SE 5 から、 XML 形式で Properties を読み書きできるようになりました。
XML 形式で Properties を書き出すには java.util.Properties#storeToXML(java.io.OutputStream, java.lang.String) を、読み込むには java.util.Properties#loadFromXML(java.io.InputStream) を使います。なお、storeToXML メソッドには、文字エンコーディングを指定して書き出すことのできるメソッドもあります。
XML 形式の Properties の DTD は java.util.Properties の javadoc に掲載されています。
XML 形式の Properties は、次のような構成になります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd"> <properties> <entry key="KEY">VALUE</entry> </properties>
実際にプロパティのキーと要素を表しているのは、次の部分です。
<entry key="KEY">VALUE</entry>
「KEY」がキー、「VALUE」が要素となります。
つまり、entry 要素ひとつを使って、ひとつのプロパティを表すことになります。例えば、キーに「SE」、「EE」、それぞれの要素が「Standard Edition」、「Enterprise Edition」となる Properties を XML で示すと以下のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd">
<properties>
<entry key="SE">Standard Edition</entry>
<entry key="EE">Enterprise Edition</entry>
</properties>
ちなみに、XML 形式の Properties では、XML の文字エンコードを指定することができます。標準では、上のように UTF-8 となっていますが、 Shift_JIS なども指定できます。
そのため、従来のプロパティファイルのように、日本語を Unicode 形式で書く必要がありません。
(つづきます)
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