DATE : 2006/04/27 (Thu)
プロパティファイルを使うと、設定をソースコードから分離できます。分離することで、設定を変えても再ビルドする必要がなくなります。
また、国際化機構にもプロパティファイルが使われています。各ロケールに対応するメッセージをプロパティファイルに記述しておくことで、ロケールに合った言語のメッセージが読み込まれます。
プロパティファイルの記述方法は簡単ですが、そのぶん忘れやすいのでここにメモしておきます。(;^ω^)実際に忘れました……
プロパティを記述する
1つのプロパティは、1行で記述します。プロパティは、以下の形で書きます。
<キー> = <要素>
<~>の部分は、該当する文字列に置き換えます。
要素は、java.lang.String に変換されます。
複数行で1つのプロパティを記述することもできます。その場合は、改行の直前に「\」を置きます。
例えば、キーが「akey」で要素が「abcdefg」とすると、1行でプロパティを記述する場合は以下のようになります。
akey = abcdefg
複数行で記述する場合は次の通りです。
akey = abcd\
efg
一見、要素が「abcd efg」となりそうですが、「\」で改行した後の一連の空白(半角スペースやタブ)は全て無視されます。つまり、上のように記述しても値は「abcdefg」のままです。
ちなみに、「=」の代わりに「:」を使うこともできます。
なお、キーに「=」や「:」の文字を含める場合は、「\=」や「\:」というように、「\」でエスケープします。要素ではエスケープする必要はありません(エスケープしても問題ありません)。
ちなみに、要素が無い場合は、以下のように記述します。
akey =
もしくは、次のような書き方もできます。
akey
これらの場合、要素は空の文字列となります。
なお、キーの前後や要素の前後にある空白は全て無視されます。そのため、インデントをつけて整形しても問題ありません。
(つづきます)