category: 読書
DATE : 2006/05/14 (Sun)
DATE : 2006/05/14 (Sun)
「人は見た目が9割」(竹内一郎:著、新潮社)を読みました。
一見、見た目を良くするための自己啓発書のようにもとれますが、中身は全く違います。「ノンバーバル・コミュニケーションとは何か」という題名の方がしっくりくるかもしれません。
著者がマンガ原作者・劇作家のためか、マンガや演劇上での手法を基にノンバーバル・コミュニケーションを解説されています。そのため、その部分はまるでマンガ技法や演出技法の解説のようにもなっています。
個人的には、マンガ技法の本を読むのが好きだったこともあって、非常に楽しめました。
(;^ω^)別にマンガは描きませんけどね
そのため、自己啓発を期待して買うとかなり損をすると思います。あくまで「何か」を解説した本であって、「どうするか」を説明したものではないからです。
(;^ω^)個人的には、中身を見てマンガ技法や演出技法が目に付いたので買ってみた次第です。
そのためかどうかはわかりませんが、Amazon.co.jp のカスタマーレビューは賛否両論の嵐になっています。もっとも、『人は見た目が9割』という題名、『理屈はルックスに勝てない』という帯では誤解を招くのも無理はありませんが。
また、「人は見た目が9割」という題名が一人歩きするのを恐れている方もおられます。
結局のところ、見た目だけが良くても中身がなければ意味がないということなのでしょう。しかし、見た目が悪いと中身も正しく評価されないという、ごくごく普通の結論になりそうです。
ある意味では、そういった普段「ふつう」に感じている部分に斬り込んだ入門書といえるかもしれません。
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