DATE : 2006/04/17 (Mon)
(前回の記事)
SimpleLog を設定する
これで、SimpleLog を使ってログを出力できるようになりました。
なお、システムプロパティやプロパティファイルなどを使って SimpleLog を設定できます。プロパティファイルで設定する場合は、「simplelog.properties」というファイルを作ります。
設定できるプロパティは以下の通りです。
- org.apache.commons.logging.simplelog.defaultlog
-
SimpleLog 全体の標準のログレベルを指定します。
trace, debug, info, warn, error, fatal のいずれかを値に設定します。
設定しない場合は、 info となります。
- org.apache.commons.logging.simplelog.log.xxxxx
-
xxxxx の名前を持つ SimpleLog のログレベルを指定します。
xxxxx には、Log を生成した際に設定した文字列か、クラスの完全修飾名を指定します。
設定できる値は上と同様です。
設定しない場合は、上の設定に従います。
- org.apache.commons.logging.simplelog.showlogname
-
Log を生成した際に設定した文字列か、クラスの完全修飾名を出力するかどうかを指定します。
true で出力し、 false では出力しません。
指定しない場合は false です。
- org.apache.commons.logging.simplelog.showShortLogname
-
xxx.xxx という形式の文字列を Log の生成時に設定した場合に、最後の「.」以降の文字列のみを出力します。クラスを設定して生成した場合は、クラスの単純名を出力します。
true で短い形式で出力し、 false ではそのまま出力します。
指定しない場合は false です。
- org.apache.commons.logging.simplelog.showdatetime
-
ログに日時を出力するかどうかを指定します。
true で日時を出力し、 false では出力しません。
指定しない場合は false です。
- org.apache.commons.logging.simplelog.dateTimeFormat
-
日時の出力形式を指定します。
設定できる値は、 java.text.SimpleDateFormat で設定できる値に従います。
設定しない場合は、「yyyy/MM/dd HH:mm:ss:SSS zzz」となります。