DATE : 2006/10/07 (Sat)
「クライマーズ・ハイ」(NHK 総合、原作:横山秀夫)を見ました(原作の小説も読了しました)。
「日本航空123便墜落事故」をベースに、揺れ動く地元新聞社周辺の1週間を描いたドラマ、小説です。
この作品の中では、組織と個人との利害関係の対立が常に描かれていきます。個人の思いが組織の論理で歪められ、逆に行き過ぎた思いが組織の論理を破綻させるというように、組織と個人の間を主人公を含めた登場人物があちこちに揺れ動いていきます。
「書くことは怖い」と主人公はドラマの中で言います。また、「感情と言葉は違うものだ」とも言います。
言葉は、他人に自分の意図や感情を伝える道具と言えます。しかし、自分の言葉を意図した通りに相手が解釈してくれるとは限りません。というのも、言葉を解釈するのは相手であり、相手はそこから自分の意図を推測するしかないからです。それが面を向け合った会話であれば表情や身振り手振りといった情報が相手の推測を手助けしてくれます。しかし、文字面だけでは、解釈は完全に相手任せになります。
例えば、「バカ」という言葉がメールで送られてきたとします。例え送り主が一種のほめ言葉としてや冗談として送ったとしても、受け取った方は罵られたと感じるかもしれません。
「クライマーズ・ハイ」というのは、「登山中に興奮状態が極限にまで達し、 恐怖感が麻痺すること」を言うそうです。そして、もし頂上に着く前に「クライマーズ・ハイ」が解けてしまうと、それまでの恐怖感が一気に噴き出して一歩も動けなくなるそうです。
文章を書いていると、得てして「ハイ」になることがあります。しかし、「ハイ」のまま文章をアップロードしてしまうと、後で大変なことになる場合もあります。例えば、個人情報を過剰に盛り込みすぎた記事をアップロードするとどうなるでしょうか。
(;^ω^)そうでなくとも、間違いだらけの記事をアップロードしてしまうこともあります。すると、後でとても恥ずかしい思いをします
山登りは頂上に登るだけでなく、下りがあります。しかし、文章を書いていると、頂上に登りきった時がゴールと思いがちです。
(;^ω^)例え簡単な記事でも下り(推敲)を意識したほうが良さそうです
(;^ω^)もしくは、登っている途中で意図的に「ハイ」な状態を解くか、です。しかし、これはなかなか至難の業です
(;^ω^)……と感じた TV ドラマと小説でした(実際には、もっといろいろな要素が絡み合っています)