category: Java
DATE : 2013/03/14 (Thu)
DATE : 2013/03/14 (Thu)
Javaソースコードのカバレッジ計測ツールのEMMAには、HTMLレポートの生成時にJavaソースコードの文字エンコーディングを指定する機能がありません。そこで、HTMLレポート生成時に、ソースコードの文字エンコーディングを指定できるようにしたパッチを作成しました。パッチは本家に投稿済みであり、Android SDK版についてはGitHubにもアップロードしています。
現在最新バージョンのEMMA(2.0.5312)では、HTMLレポートを生成する際に、ソースコードの文字エンコーディングを指定することができません。プラットフォームのデフォルト文字エンコーディングがソースコードの文字エンコーディングとして使用されるため、両者が一致していない場合はHTMLレポートが文字化けしてしまいます。例えば日本語版Windowsのデフォルト文字エンコーディングはShift JISのため、それ以外の文字エンコーディングで書かれたソースコードからHTMLレポートを生成すると、文字化けしてしまいます。
そこで、ソースコードの文字エンコーディングを指定できるようにしたパッチを作りました。本パッチを適用したEMMAでは、以下のいずれかの方法でソースコードの文字エンコーディングを指定することができます。
- 「EMMA report generation property」としてreport.source.encodingキーを追加したため、その値として文字エンコーディングを指定する。
- Ant向けに、html要素にsourceencoding属性を追加したため、その値として文字エンコーディングを指定する。
本パッチは、本家に投稿済みです。また、Android SDKに含まれているEMMAについても本パッチを適用し、結果をGitHubにアップロードしました。EMMAプロジェクトは現在休止中であるため、マージが待てない方は本パッチをご自由に(ただし自己責任で)お使いください。
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