DATE : 2006/04/11 (Tue)
(前回の記事)
ログ出力機構を選ぶ
ログ出力機構を指定するには、 org.apache.commons.logging.Log (以下、Log)の実装を指定します。標準で指定できる実装で主なものを挙げます。
- org.apache.commons.logging.impl.Log4JLogger
- Log4j を使用する実装。
- org.apache.commons.logging.impl.Jdk14Logger
- ロギング API を使用する実装。
- org.apache.commons.logging.impl.SimpleLog
- System.err を使用する実装。
- org.apache.commons.logging.impl.NoOpLog
- ログを出力しない場合の実装。
( ・∀・)もちろん、Log を自前で実装すれば、 Logging で使えるログ出力機構を独自に作成、もしくは指定できます
ログ出力機構を指定する方法には、何種類かあります。
- システムプロパティに org.apache.commons.logging.Log の値を設定する。
- JAR ファイルに、サービスプロバイダとして org.apache.commons.logging.Log の実装を指定する。
- クラスパスに commons-logging.properties を配置し、 org.apache.commons.logging.Log プロパティを設定する。
今回は、 commons-logging.properties をクラスパスに配置する方法でログ出力機構を選択します。
commons-logging.properties の中身は、次の1行です。
org.apache.commons.logging.Log = org.apache.commons.logging.impl.SimpleLog
Log として、 org.apache.commons.logging.impl.SimpleLog を指定しています。
(つづきます)
DATE : 2006/04/10 (Mon)
(前回の記事)
なぜ Logging を使うのか
実は、Java SE にはバージョン 1.4 から ロギング API が用意されています。また、それが搭載される前から Log4j というライブラリもあります。前者は Java SE 標準のものですし、後者はログを様々な媒体(コンソール、ファイル、ネットワークなど)に出力できます。
ログ出力機構がいろいろとある中で、なぜあえて Logging を選ぶのでしょうか。
それは、Logging が、ロギング API や Log4j との橋渡しを行ってくれるからです。つまり、ログ出力機構が何であろうと、Logging を通せばみな同じように使えるというわけです。
ちなみに、 Logging には SimpleLog という、単純に System.err へ出力するログ出力機構が付属しています。
今回は簡単な使い方のメモなので、 SimpleLog を使って話を進めていこうと思います。
( ・∀・)もちろん、後で高機能なログ出力機構に変えることもできます。他のログ出力機構に変えたとしても、プログラムを書いたソースコードを変更する必要はありません。もっとも、設定ファイルはログ出力機構に合わせて用意しなければいけませんが。
(つづきます)
DATE : 2006/04/09 (Sun)
誰もが知っている(と言っても過言ではない、もしくは近い未来そうなる)「ウィキペディア」ですが、こんな記事を見つけました。
(・∀・)ちょっと抜粋してみますね
- 孔子 - 最も長く家系が記録されている人物。2005年現在82代
- ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
- 天皇家 - 記録が残る中では最も長く家系の続いている皇族
- ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
- 種子島宇宙センター大型ロケット組立棟(日本)- 世界一大きなドア 高さ67.5m 幅27m
- ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
- コモドオオトカゲ - 世界一大きいトカゲ
- ( ・∀・)もうコドモ扱いしてはいけませんね
- 桜島大根 - 世界一大きい大根、桜島小みかん - 世界一小さいミカン
- ( ・∀・)大は小をかねるんですね
- 自由への賛歌 - 世界一長い国歌。(ギリシャ及びキプロス国歌。158番まである。)
- ( ・∀・)好きなところまで歌える自由
- 君が代 - (歌詞がある国歌の中で)世界一歌詞の短い国歌。(ひらがなで32文字)
- ( ´_ゝ`)君がいれば、言葉なんていらない(歌詞と関係なし)
- 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト - 世界一エンドロールに登場するクレジット数が多い映画。4070名(時間は2分5秒)
- (;・∀・)トイレに行くなら今のうち
- タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ - 世界一長い地名。英語で92文字
( ゚Д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚Д゚)まるでリンク先が文字化けのようだ……
(;・∀・)それにしても、いったいどこから引っ張ってきたのかよく分からないようなものまでいろいろとありますね……(ちなみに、日本一や世界三大などもあります)
ウィキペディア財団と「世界一の一覧」を編集した方々に敬服の意を表したいと思います。
( ^ω^)まあ、ウィキペディアは世界一……ということで。
DATE : 2006/04/08 (Sat)
私用コンソールアプリケーションを Java で作っています。
そこで、デバッグ用のメッセージや通常のエラーメッセージを表示しようと思っています。通常であれば、
System.err.println("メッセージ");
とします。
しかし、完成したアプリケーションでは、通常のエラーメッセージのみを表示したいものです。
まず始めに思いつくのは、デバッグ用のメッセージをリリース時にコメントアウトすることです。しかしそうしてしまうと、通常の利用時に何か不具合が出た場合、デバック用のメッセージが表示できません。
そこで、「Apache Jakarta Commons-Logging」(以下、Logging)を使ってみました。Logging を使うと、デバッグ用やエラー用などの用途に分けてログを出力できます。
とりあえず、インストール後、使えるようになるところまでをメモしておきたいと思います。
(つづきます)
DATE : 2006/04/07 (Fri)
これまではある程度の長さのある記事(例えば、「Apache Jakarta Commons-CLI 1.0 事始」)でも一気に書き上げてきました。
しかし、ある程度の長さがあると、1つ記事を書き上げるのにも大変な時間がかかります。
(;´∀`)実際、上の記事ではほぼ半日かかってます
というわけで、連載記事のごとく、ある程度の長さの記事は小分けにして書くことにしました。
(;´∀`)時間の無い中で記事を書くための苦肉の策です
だいたい、筆者が1時間程度で書ける分量が1回分の記事になると思います。(もちろん、日によって変動します)
(;^ω^)私的なメモに半日もかけるというのも妙な話ですしね
と、今日書いた記事はここまでということになるわけですorz
(;´Д`)ネタのストックはまだそれなりにあります。ただ、時間のかかるネタが多すぎるので、小分けにでもしないと書けないわけです。
(;・∀・)まあ、それもネタ切れの一種なのかもしれませんね。